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[0003][想い出] 続・未知の奥悠々奇行? 平成07年度 島根 県 (2002/07/27) |
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続・未知の奥悠々奇行?
その2 第一回夏山杯争奪石投げ大会の余波
東北の人里はなれた山中に石投げをする男女の姿があった。
その眼差しは真剣そのもので、まるで何かにとりつかれたかのように一人、また一人と石を川に投げ入れている。
石投げ。
ロングロングタイムアゴー、聖書の時代に後のソロモン王、少年ダビデが巨人ゴリアテを倒したのも石投げだった。たかが石投げ、されど石投げ。ダビデの一投には多くの人命が懸かっていた。
そして時はながれて現代、この東北の山中で行われている石投げには、なんとパーティーの運命が懸かっていたのだッ!と書いてはみたものの、あまりにも唐突な導入に加えて話の膨らましようもなく、にっちもさっちも行かなくなったので、早速本題に入ろうと思う次第で、ハイ。
事の発端は川べりにピッチを取ったことで、
「うーん、川っちゅうのはどうして石投げたくなる雰囲気もっとるんかなあ」
などと言いながら、俺が石投げを始めたことだった。
どうもくだらないことに熱中する癖のある我がパーティーが、そろって石投げを始めるまでにさしたる時間はかからなかった。最初は大きな石をどぼんどぼんと投げ込むという力技に頼っていたのだが、やがてそれは小さな石を的に向かってどれだけの精度で当てられるか、というスキルフル(こんな英語本当にあるかどうかしらんぞ。とにかく技術的なのだ)なものに変わっていたのだった。
そんな中、ある画期的かつ斬新なアイデアがメンバーの口から漏れたのである。
「らちあかんから、どうやろ、あの石に誰かが石を当てたら出発っちゅうことで」
もーう、燃えた。そこで燃え尽きたといっても過言ではない。
「おっしゃあ、当てたで。でもまだなんとなく投げ足りんから、あれに当てたら出発っちゅうことで」
このパーティーの未来はこの時点で決定していたといってもいい。
この先何度、夏山杯石投げ大会が催されたことだろう。その都度、いかんいかんと思いながらも、一番熱中していたのは、何を隠そうこの俺であることは、事実だ。
こうして、やたらとピッチが長いパーティーが誕生したのである。
その日の俺の日記から
今日やったこと。テント干して、フライ干して、昼エッセンして、火起こして、ナスビ焼いて、スイ カ割りして、スイカ食って、夕エッセンして、スイカ食って、スイカかぶって、19:30就寝、お やすみす。
闇鍋大会の翌日のことである。
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