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[0007][想い出] 帰ってきた未知の奥悠々奇行? 平成07年度 島根 県 (2003/01/20) |
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帰ってきた未知の奥悠々奇行?
その3 幻の花
その夏、東北は寒かった。
空には、まるでそれが当たり前かのように灰色の雲が流れ、太陽は思い出したかの様に時折その顔を覗かせるだけであった。
太陽が覗くのならまだ良いほうだ。我々が東北で過ごした二週間の間、いったい幾日、真夏の太陽が照りつけただろうか。気象条件は全く最悪だった。
そのような条件の下、行動を続ける我がパーティーの士気が目に見えて下がっていくのを俺はひしひしと感じていた。
そんなある日のことだ。
俺は皆を勇気付けるためこの飯豊山(いいでさん)に伝わるある話をすることにした。
「なあ、お前ら、知っとるか。この飯豊山にはなあ、ここにしかないという幻の花があるんやぞ」
「え、なんなんす?そんなんあるんすか?」
メンバーの暗く沈んだ瞳にその瞬間、ぱあっと一条の光が走るのを俺は見逃さなかった。手ごたえを感じた俺は、少しじらすことで更なる爆発力を得ようとした。
「知りたいかー、知りたいよなー、それはなぁーーーーーーー」
「んもう、早く聞かせてくださいよう!」
今だ!俺は一気にたたみかけた!
「それはなぁーーーーーーーー、『エーデルワイス』ならぬ『いいでるわいす』じゃーーーー!!!」
「、、、、、、、、」
東北が寒いのは気象条件だけではなかった。ひゅぅぅぅぅーーーーー。
注)本当は雨にも負けずいつも明るい我がパーティーでした。士気の低下など全くなし。
しかもそんな話伝わってないっちゅうの。
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